杉本建築アトリエ




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透明な価格で別荘づくり








写真はすべて寺村様軽井沢別荘

(6つの対策を全部実施した例)

































軽井沢の別荘


軽井沢地区における快適な別荘づくりのための6つの対策

◆軽井沢地区に快適で過ごしやすい別荘を建てるためには、主に下記の6つがポイントとなる。
これら6つの項目は独立したものではなく、『快適な空間』をつくりだす上で相互にからみ、作用するものである。
@カビ対策 A水抜き対策(水圧対策も含む) B停電対策 C照明(外灯)対策 
D雨対策 E防犯対策
                                                                                   軽井沢雲場池 2013.11/1 撮影


軽井沢地区において快適な別荘を建てるためには、この地域の四季や気候を理解し、それに合わせた家づくりを行うことが大切です。
軽井沢の見どころの1つーーそれは5月初旬以降から始まる『新緑』の季節です。眼下には一面の黄緑色が広がり、その美しさは都心ではなかなか目にすることができません。
ちょうどその頃、近くの山ではタラの芽、ワラビ、ぜんまいなどの山菜が採れ、また川ではイワナやヤマメなどが釣れます。5月の終わりごろからは"れんげつつじ"が咲き始め、かっこうがさえずり、夏の到来を告げます。
軽井沢の夏…それはまさに空の青さと木の緑のコントラストが織りなす芸術です。空気は澄みわたり、近くを流れる小川の水のせせらぎの音はなんとも言えず涼しげです。ひとたび木陰に入れば、夏とは思えないような涼しさを味わうことができるでしょう。
そして秋。春夏の情景とはガラリと表情を変え、山や森の木々はその葉を鮮やかな赤や黄色に染めます。
寒冷地であるだけに紅葉の色合いやバランスが実にすばらしく、都会の喧騒を忘れて心を落ち着けることができます。
このような軽井沢の素晴らしい四季の情景と一体化するようなデザインや造りにすることで、心休まる快適な別荘を建てることができるでしょう。
                                                                                   軽井沢雲場池 2013.11/1 撮影


@カビ対策
快適な別荘というのは、自分の家に帰る感覚――つまりは別荘に布団や着替えなどの日用品を常においておけるようにし、着の身着のまま、手ぶらでぶらりと行けるような状態にしておくということである。そのためにクリアしなければならない問題点は湿気による『カビ』対策である。別荘に行ったらまずは布団干しから…といった煩わしさを一切なくすため、部屋中の換気が常になされているような仕組みにしなければならない。不在のときでも除湿機がまわっているような状態にし(もちろんランニングコストの問題があるので、常時作動というわけではないが)カビを防ぎ、いつ訪れても快適な住まいにしておくのがひとつ目のポイントである。

A水抜き対策(水圧対策も含む)
凍結による水道管の破裂を防ぐため、軽井沢地区のような寒冷地では本管から各場所への配管の水抜きは必須である。管理会社に頼むとコスト高になるので、イニシャルコストは多少かかっても後々のランニングコストを考え、ボタン一つで配管の水抜きができるような仕組みにするなどの工夫が必要である。また、この地区は水圧が低い所も多いため、シャワーの出が悪かったり急に水になったりする危険もあるため、予め水圧対策をしておく必要もある。

B停電対策
軽井沢地区では雷による停電が起こりやすい。@のように、除湿機などを使用して常に快適な空間を維持するためにはブレーカーに連動させずに電気やその他の電化製品等(除湿機や冷蔵庫等、最小限のものに限る)が復旧できる仕組みにしておかなければならない。

C照明(外灯)対策
山中はまわりに何もなく、夜になると真っ暗で何も見えない状態になってしまう。夜行っても大丈夫なように、センサー付きの家のまわりや駐車場に防犯照明を設置しておく必要がある。駐車場に車が入った瞬間や家に近づいた瞬間にまわりが見渡せ、判別できるほどの明るさが望ましい。ただ、センサーによる照明は木の枝葉にも反応しやすいので、ランニングコストの問題を考え注意を払う必要がある。

D雨対策
軽井沢地域は雨が非常に多いが、雨が降っているからといって窓を閉め切ってしまうのではなく、窓を開けても雨が吹き込むことなく、通気が良い状況にしておかなければならない。屋根部分にひさしをつけることは必須であるが、1階の窓からも雨が吹き込まないように2階部分にもひさしを設ける必要があるだろう。また、屋根材には苔などが生えないような部材を使用しなければならない。

E防犯対策
市販の防犯ガラスや防犯グッズを使用し、家そのものでの防犯対策が必要である。特に山の中では空き巣や盗難などの事件が起きた際、警察が到着するまでに時間がかなりかかるためそれをカバーできるだけの対策が重要である。

                                                                                   軽井沢雲場池 2013.11/1 撮影


その他
◆なるべくフラットに入れる造り
軽井沢に別荘をつくる場合、景観や避暑を求めるため立地が山の中である場合が多い。湿気対策や熊対策から建物の基礎を上げて建築する必要がある。そのため入口付近に10段以上もの階段があったりと、荷物を運ぶのも一苦労である。駐車場からいかに入りやすく、アップダウンの少ないフラットな構造にするかがポイントである。

◆リラックス空間の演出
快適な別荘づくりにはリラックス空間を演出することも欠かせない。景色と一体化したテラスにテーブルを置き、外を眺めながら美味しい食事をとる…。空間を演出するためには通風や造園、景観を、どのように造るかが最大のポイントとなるだろう。例えば、涼しい木陰をどのようにすれば作り出せるか、(ルーフを使用するのか、木の陰を利用するのか?)美しい景観を創るためにはどの程度造園に手をかければよいのか、(作りこんだものではなくあくまで自然を生かし、自然と溶け合ったような空間をいかに作るか)最大限に考える必要性がある。

◆ランニングコストを抑える工夫
軽井沢のような寒冷地では場合によっては夏でも暖房が必要となるため、ランニングコストが非常にかかる。@で出てきた除湿機なども含め、状況に応じてガスにするか電気にするかを考え、コストパフォーマンスの良い仕組みにしなければならない。また、浄化槽の問題もある。軽井沢地区では下水ではなく、ほとんどの場合個別の浄化槽を設けるため、イニシャルコストよりランニングコストが莫大にかかるだけでなく別荘地の管理費も高い。コストを抑える努力・工夫は必須である。

                                                                                   軽井沢雲場池 2013.11/1 撮影